親の介護Log

要介護認定を受けるには、市役所の介護保険関連の課へ申請することから。

今回はかしこ。の義父のじいちゃんが、2022年11月に脳梗塞になり、介護サービスを受けるため、一宮市で要介護認定申請を行うことになりました。ここでは愛知県一宮市での要介護認定を受け方をお伝えしたいと思います。

要介護認定申請とは・・・

国の介護保険を使うと自己負担1~3割で様々な介護サービスを利用することが出来るのですが、そのためには、介護サービスを受ける本人が、現在どの程度の要介護サービスの必要度合いにあるのか、自治体による調査と、医師や専門家による審査認定を受ける必要があります。

審査と認定を受けるまでには、およそ1か月かかります。

地元の地域包括支援センターで聞いたところ、治療入院中の場合、まずは病状が安定しないと医師が診断書を書けないから、リハビリテーション病院に移った時に、病院のソーシャルワーカーに相談してから申請をした方がいいと言われました。

認定にはお金はかかりません。

認定される要介護状態区分は8種類あります

非該当
要支援1
要支援2
要介護1
要介護2
要介護3
要介護4
要介護5
要介護認定区分

非該当の人は、自立して生活できるということで、介護サービスは受けられないものの、介護予防・生活支援サービス事業対象者として地域包括支援センターで必要に応じたケアプランを作成してもらうことが出来、訪問介護や通所介護を受けることが出来ます。

各段階について、詳しい認定基準は公表されていないようです。

要支援・要介護になると、ひと月あたりの支給限度基準額がありますが、お金をもらえるわけではなく、その金額までの支援が受けられるということのようです。

じいちゃんの要介護認定を申請することになった理由

じいちゃんは81歳。加齢による身体の不調はあるものの、かしこ。達家族が一緒に住んでいることもあり、特に介護サービスを受けることもなく過ごしてきました。

ですが、2022年11月に目の不調を訴え、眼科へ行ったものの原因がわからず、念のためにと大きな病院で診察してもらったところ、脳梗塞がわかり入院しました。

入院時は目の不調以外は普通にしゃべっていたのですが…コロナ禍でお見舞いに行くこともできない中、2週間後に病院で再び会ったじいちゃんは、ほとんどしゃべることもなく、ボーっと空を見つめるだけで、脳梗塞の症状が進行して、認知症を発症していました。

その後さらに症状は進み、1か月後に会った時には、認知症のためにご飯を口に入れても食事だと認識できず吐き出すようになったので点滴でしか栄養を取れず、こちらの呼びかけにも反応があまりない状態になっていました。家族としてはとてもショックです。

脳梗塞に関しては治療が終わったため、リハビリテーション病院に転院し、リハビリを受けることになりました。その時に先生から、じいちゃんの状態をみると、リハビリを受けることで身体状況の改善が期待しにくいと思われるので、今後数週間リハビリをするけれども、その後は老人介護施設(有料老人ホーム等)に移ってもらうことになりそうだと言われました。

老人介護施設に入居するためには、要介護認定が必要だということで、急ぎ申請をすることになりました。

要介護認定の申し込みの流れについて

要介護認定は、以下のような流れで申請から認定を受けることが出来ます。

  1. 申し込み
  2. 訪問調査
  3. 主治医の意見書
  4. 審査・判定
  5. 認定・通知

介護サービスを希望する場合、本人または家族が市役所の窓口で要介護認定の申請をします。一宮市の場合は、本庁舎介護保険課、尾西庁舎窓口課、木曽川庁舎総務窓口課で申請できます。居宅介護支援事業者等に申請を代行してもらうこともできます。

申請書は市役所でダウンロードすることが出来ます。

①申し込みに必要なもの

  • 介護保険「要介護・要支援認定」申請書(新規)
  • 介護保険被保険者証(65歳以上の方)
  • 「医療保険被保険者証」(40歳以上65歳未満の方)
  • かかりつけ医師の氏名、病院の名称・所在地・電話番号がわかるもの
  • 被保険者の個人番号が確認できる書類(マイナンバーカード等)
  • 申請者の身元確認ができる書類(運転免許等)
  • 「受給資格者証」(市外より転入された方)

※介護保険被保険者証は、65歳になった時に市から家に郵送されるものですが、多くの人が家の中でどこにしまったかわからなくなっていることが多いそうで、見つからなくても大丈夫だそうです。

②訪問調査は、家や病院で調査員同席で行います

市の認定調査員、または市から委託を受けた事業者等の介護支援専門員(ケアマネージャー)が自宅や施設を訪問し、本人に面接して心身の状況に関する調査をします。

じいちゃんの場合は、入院中で、コロナ禍であるため、家族は同席せずに調査されますが、過去2回調査を受けた実母(みどりさん)の時には、初回審査の時は、市の調査員の方と、地域包括支援センターの方が同席されました。2回目審査の時は、市の調査員の方とケアマネージャーが同席されました。

生活の様子を口頭で本人と家族に聞き取りをして、その後寝ている状態から立ち上がれるか、椅子に座っている状態から立ち上がれるか、トイレやお風呂はどうやって使っているかなど、寝室ではどのように過ごしているか、食事はどうしているか等を調査されました。

その後家族にも聞き取りをされますが、1回目、母がとても調子のいい事(現状よりも良い状態を言い、何でも自分で出来ます的な発言」をしたため、2回目は母が近くで聞いている前であまり出来ないことや失敗したこと、格好の悪い事を言われるのも嫌だろうと考えたので、普段の失敗や、困ったことなどは紙に箇条書きにして書いて渡しました。

③主治医の意見書は市からお願いしてくれる

主治医の連絡先等を伝えておくと、市から本人の病気などの状況について主治医に意見書の作成を依頼します。

じいちゃんの時は、リハビリテーション病院の先生が現状について書いて下さるそうです。

みどりさんの時は、かかりつけの病院の先生に書いていただいたのと、地域包括支援センターの方から、認定を受ける時に大きな病院の認知症外来へ行くことを勧められて、認知症の検査を受けました。
みどりさんの場合は、脳の状態からアルツハイマー型ではないことがわかり、幻視をみることからレビー小体型認知症を疑い検査をしたものの、そちらの数値も出なかったため、結局認知症ではなく不安神経症だと診断されましたが、かかりつけの先生からは、見当識障害(時間や月日がわからない)などが見られるため、なんにせよ認知症であることは間違いないと思う。と言われました。

審査・判定について

調査結果と主治医意見書をもとに、介護認定審査会(保険・医療・福祉の専門家による合議)で介護の必要度を総合的に審査・判定されるそうです。

認定・通知されるまでに1か月ほどかかります

市は介護認定審査会の結果に基づき認定を行い、認定結果通知と介護保険被保険者証等を本人に郵送されます。

申請から認定までやく1か月かかるため、施設への入所を勧められた場合は、急いで申請するようにとソーシャルワーカーさんから言われました。

ABOUT ME
かしこ。
遊び心を大切に何事も面白がることがモットー。 交通の便は良く都会もほどほどに近い(名古屋まで15分)けれど、家の周りには田んぼがあるという適度な田舎(愛知県一宮市)に、白柴犬コロ(4歳)と夫(51歳)とじいちゃん(81歳)と暮らす1972年生まれの50歳。 子が巣立ち、親の認知症に向き合う 。人生の後半を心豊かに暮らすための情報をブログで発信したい。たかなしかしこ。と読みます。