1年前の記録だね
そうなの💦ちょっと記録はお休みしちゃったけど、介護生活は変わりなく続いてたので、記録として昨年の夏のことを書いておくわ。
この頃みどりさんは要介護1、自力でスーパーへ行くことが難しくなってきた頃でした。
2021年8.9月の記録
みどりさんと一緒に、子ども向けの食器をたたいて演奏するコンサートへ行きました。見事な演奏に、「あの人たちはすごい!プロだね!」と、たいそう喜んでいました。
コロナ以前はコーラスグループで毎週歌っていた音楽好きなみどりさん。コロナ禍に入って歌うこともなくなっていたので、音楽に触れるのもいい機会だろうと一緒に行ってみたのですが、とてもよかったです。
デイサービスでも、昔の曲を流して歌ったりすることもあるよう。
家のパソコンでみどりさんが若い頃に好きだった舟木一夫さんの映像や歌を見せたり、コーラスでよく歌っていた唱歌を流してあげたところこんなすごいものが見れるのか!と驚いていました。
YOUTUBEに感謝です^^
8月初め、家の廊下に置いてあるものに躓いて転んでしまいました。幸いケガはありませんでしたが、高齢者は転んで骨折した利すると大変なので、廊下に物を置かないように気を付けなければと思いました。
年に一度の健康診断
まもなく75歳になるみどりさんの健康診断を毎月通うかかりつけのお医者様でやってもらいました。
「来月からは後期高齢者だから、がん検診とか出来るものは全部やっておいた方がいいよ」と言われて、全部受けることにしました。母は毎年肺がんと大腸がん検診は受けていたようですが、それもすっかり忘れたようで、「初めて受けるから緊張するー」と言っていました。胃がん検診はバリウム検査。なんとか無事終わりましたが、認知症が進んだら難しいと思います。
今回、一番の難関が大腸がん検診の検便でした。トイレは自分で問題なくできるし、昨年は自分でやったようなので、自分で出来るかと思いましたが、やり方を説明したものの、かえって緊張したのがよくないのか全く出来ず…大変でした。
1日目は私が手伝いましたが、2日目は手伝うことが出来なかったので、デイサービスの方で手伝ってもらえないかと聞いたら快諾。本当に助かりました。
年齢も年齢ですし、母への精神的な負担を考えたら、今後はがん検診はもう必要ないかなと思います。
兄の帰省
コロナ禍ではありますが、2~3ケ月に1回位、関西在住の兄が帰省しています。
兄は母に対してとても優しく、かしこ。は比較的母に厳しいことを言ってしまうので、兄に愚痴っていることもありますが、母の愚痴を聞いてくれる相手がいてよかったなーと思っています。コロナ禍に認知症になり、友達と言える人が周りにいなくなってしまったので…
母は昔の人らしく、男性の言う事は比較的よく聞きます(笑)
子どもの頃から封建的な家庭で育ち、女は男に従いなさいと育てられているからです。
父のことは結構尻に敷いていたと思うのですが…(笑)
私にはわがままと言いますが、兄や私の夫にはわがままを言わないので
言うことを聞いてほしい事や、面倒なことは兄に頼んでます。
75歳の誕生日
8月は母の誕生月で、ちょうど誕生日にデイサービスで8月の誕生日の人の誕生日会があったようです。
お花が書いたきれいな色紙に、母の写真と、スタッフの皆さんから母へのメッセージが書かれたものと、靴下をプレゼントしてもらって、皆さんに歌を歌ってお祝いしてもらったそうで、母は泣いてお礼を言っていたようです。沢山の人たちにお誕生日おめでとう!と祝ってもらうことがなかったから、感激したのでしょう。
デイサービスのスタッフさんももらい泣きしたと記録ノートに書かれていました。デイサービスの皆さんには本当に感謝でいっぱいです。
とてもいい施設でお世話になることが出来ていると感じています。
姉とLINEビデオ通話
みどりさんは3人姉妹の一番妹。姉二人は隣の県(静岡県)に住んでいます。
みどりさんが認知症になる前は、年に数回、みどりさんが姉の家に行ったり、姉達がみどりさんの家に泊まりに来たりと交流していました。とても仲のいい姉妹で、お泊りしながら夜中まで笑い声が絶えませんでした。
それもコロナ禍で行き来ができなくなり、たまにLINEのビデオ通話で話しています。
コロナ禍では、兄の子ども達とも会えなくなり、こちらもビデオ通話で話すだけになってしまいました。本当に悲しいです。
お金についての不安
認知症が発覚する前後から、みどりさんはお金についての不安をよく話していました。お金の管理については、親がある程度の年になったら聞いておいた方がよいと思います。
どこの銀行にどのくらいの金額があるのか。キャッシュカードや暗証番号、保険についても聞いて表にまとめました。
ですが、時すでに遅し、カードの暗証番号は忘れてしまっていたので、新たに登録しなおしに行きました。印鑑を無くして新たな印鑑を作ったら、印鑑が出てきたこともありました。
みどりさんは、お金や貯金通帳を家の色んな所に隠しておいて、自分で探せなくなったり、警察に盗られたと相談しに行ったこともありました。警察の方も母の話から「多分おうちにあるから、娘さんと相談してからまた来てください」と言われたそうです。
銀行の印鑑が分からなくなったり、通帳を泥棒に盗られたら困るからと、抱えて寝て寝不足になっていたり、いろいろとお金については心配が尽きませんでした。
みどりさんは、ある時期から、お店のレジでお金を払わなくなりました。
お金の数え方がよくわからなくなっていたのだと思います。お金を払うのが怖いと言いました。
一人でスーパーに買い物に行くこともなくなりましたが、平日は夕方までデイサービスに通い、週末は私が一緒にスーパーへ行くので、困ることはなかったと思います。
お金の心配ばかりしているので、通帳の残高などをまとめた表を母に見せてあげると安心していました。日々記憶がなくなっていく中で、母も相当不安だったのだと思います。
通帳や貴重品の保管については、銀行の貸金庫サービスなども利用できるようです。